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最近は写真日記。

アジアカップ2004:日本対中国

 反日感情なのか情報操作なのかまるでわからない。重慶での中国人の行動を北京の中国人は知らなかったり、まるで北朝鮮のような閉鎖性。かといって、日本のメディアにしてもあら探しをし過ぎる。その分アジアカップの視聴率は延びただろうし、オリンピックメンバーと日本代表の試合が連日行われて、嫌気の差していた野球ファンに少しは興味を持たせることができたかもしれない。
 スポーツと政治を混同するなというけれど、ユーロ2004でのイタリアの報道を観ていたらどこも同じだろうと思える。トッティの退場にしても、どれだけイタリア人が騒いだのか。メディアでどれだけ北欧選手のバッシングをしたのか。イタリア人の民度が低いと言ってしまえばそれまでかもしれない。日本にしても、ナベツネの国会招致を求めているし、何処でもやっていることは変わらない。
 70年代の日本対韓国戦にしても今回の日本対中国の様な状態であったろうし、こればかりは時間に頼るしかないだろう。ここで問題を大きくすればするほど、いつまでたっても根は深くなるばかり。子供のケンカではないのだから、ギャアギャア騒ぐものではないだろう。いくらでも対処の仕方はあるだろう。
 中国は言論の自由が無いとか、1党独裁だからという理由は他の国にも転用できるし、中国の発展は日本の技術を無くしてはあり得ないというのも、日本の発展は米国の技術無くしてはあり得なかったようなものだ。今回中国が日本にやっていることは、過去に韓国が通った道であり、遡れば日本が米国に対して行ったようなものだろう。
 政府が媚びれば媚びるほど、世論は反発し、外資が介入すればするほど愛国心が強くなる。日本の外交力は落ちていくばかりだけれど、こういった基本的な問題さえも乗り越えられないとなると、本格的に日本の将来は、アジアにおいては暗いと言える。

asahi.com:スポーツ サッカー日本代表:アジアカップ2004
http://www.asahi.com/sports/soccer-japan/asia-cup2004/TKY200408070287.html