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最近は写真日記。

いつになるんだ?iTunes Music Store。気がついたらMSN Music Store

 今年中と言っていたが、日本版iTunes Music Storeは来年中までにはという話しがこの間出たが、今週中にはMSN Music Storeが発表されるらしい。欧米では次々とiTMSサービスが開始、もしくは準備が整い、iPod人気に伴って利益を上げている。しかし米国に続き、iPodが売れに売れている日本ではまるでiTMSが開始される気がしない。
 AVEX騒動が起こった時に、依田氏が日本レコード協会会長をも辞任した。僕はそれを機にCDからデジタルデータへの移行や、著作権問題が少しは進展するものかと思っていたが、日常的にはそういった新しい動きは観られない。これは野球界でナベツネが退いたようなものでしかなかったのかもしれない。
 今年中と言っていたものが来年中までと延期になったiTMS。欧州各国では次々にサービスが開始されているのに、ここに来てまた延期になるようでは日本でのiTMSでの利益は期待できないのかもしれない。他のデジタルオーディオサービスにしてもデータを移動できない*1など、日本の著作権法にがんじがらめにされている。
 これはAppleの利益だけではなく、日本人のデジタルオーディオ概念に対してもマイナスだ。本当だったら安く、容易く手に入り、iPodに入れて簡単に持ち運べるものが、逆に面倒くさくて著作権がどうので、1回消えてしまうとお金の無駄というイメージになり兼ねない。もちろん日本レコード協会はそうしたかったのだろうが、いい加減利益というものが本当は何なのか?ということに気づいて欲しい。
 何度も言っているけれど、IT教育が必要なのは、それを唱えている人々なのではないか。ユビキタスにしてもそんなことを唱えなくても今の子供たちには既に、ユビキタス意識が根付いているのだから。「僕はあの人を越えたい」とは思われても「老害」と言われるような人生は生きたくない。

*1:つまり再インストールなどをした際には、データをもう一度購入し直さないとならないらしい