apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

Ivory, few lights till night

また降り出す感傷を濡らす雨音さえ
乾き暮らす単調 掻き出すように湧き立つmorning special
かがり火のmusic for…
知らぬ間に歪み出した螺旋の迷子に 灯すアイボリー

星の見えないような やり場の無い眠れぬ森を越えて
飛び乗り願え 君の瞳も日々の実りを

さあ立って声をからし 咲かせ思いと轍を
さあ立って声をからし 探せ燃えをかざし
惨たんの日常に止まぬ愛を
惨たんの日常に止まぬ愛と憂いを

昨日燃やした絵を 千切れた指先でなぞるよりほら
身を焦し出せ ほつれた襟も飾る日照りを

今やハート燃やして 憂鬱など溶かして
染まるアイボリー

曖昧な情熱を抱いているんだろ?
恥じらいが調節を控えているんだろ?
君が好きな色に描いていいんだよ
日々は過ぎ最後に絶えてしまうから

雷鳴こだます胸 再生を鳴らし出す音
few lights rise in 照らし出す白日のしらべ

few lights till night 止まった静寂も
few lights till night 染まった生活の向こうへ

大概な壮絶を耐えているんだろ?
幸いな小説を期待しているんだろ?
君が好きな戸を開いていいんだよ
日々は過ぎ最後に絶えてしまうから

大海を渡る鳥と 再会を語る時を
few lights rise in 照らし出す白日のしらべ

曖昧な情熱を静寂の中抱け
幸いな小説を生活の中描け
そう願いを灯せcry 折れない心でfly

few lights till night 握った大切を
few lights till night にじんだ歳月と繋いで

雷鳴こだます胸 再生を鳴らし出す音
few lights rise in 照らし出す白日のしらべ
few lights rise in 急かし出す格別の日まで

 ラテンロックを取り入れ、以前の音楽性とは別方向に向かっている様だが、ギターサウンド中心になった点を見れば、初心に戻ったと言える。また歌詞の文学的叙情性も昇華されていて、few lights till nightに関して言えば、現段階では最も完成された作品だろう。というのも、以前であればこういう叙情的ミディアム・チューンはアルバム曲として出していた。ただ夕凪UNIONは実験的(?)ではあるが積極的にシングル曲として扱ってはいたものの、その詩は前面には出されず英文でワンクッション置いた仕上がりになっていた。それが今作はほぼ邦文で書かれ、ラテンロックを基調としていたIvoryにも繋がる言葉を用いながらも、サウンドはあくまでも優しい。

few lights till night 握った大切を
few lights till night にじんだ歳月と繋いで

 この言葉が何よりもそれを物語っているのだろう。