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最近は写真日記。

オーストラリア語学留学:その7

 オーストラリアのクリスマスは真夏である。サンタがサーフィンをしている映像は良く目にするが、クリスマス時期に半そで短パンだったりすると変な気分である。サーフィンを始めてからは、裸足で行動することが多くなって、街中でも裸足で歩いていた。イタリアとは違って、オーストラリアの道は綺麗に舗装されていて、ゴミや犬の糞などは無い。1度ピザハットに入ろうとして、「靴を履いてから再入店して」と言われたこともある。今ではどうか知らないけれど、当時のパースでは裸足の学生を良く見かけた。
 11月にそれまでのホストファミリーに別れを告げ、新しいホームステイ先に移った。以前書いた様に、最初のホストファミリーの対応は酷いものだったからだ。新しいホストファミリーもやはり母子家庭で、子供は小学生の女子が1人。インドネシア人とのハーフとかで、言われてみるとどことなくオリエンタルな雰囲気があった。
 新しいホームステイ先の庭にはプールがあって、学校から帰って来ると良く飛び込んでいた。中型の雑種犬も居て、その犬が毎朝僕を起こしにベッドに飛び込んで来ては、ホストマザーがその犬を追いかけて、朝から大騒ぎだった。以前のホストファミリーとはまるで違い、色々な話しをしたり、友人達を招いて食事をしたり。その時になって始めてホームステイの楽しみ方を知った。僕の語学が上達していた分、打ち解けるのも早かったのかもしれない。
 クリスマスから正月までは学校もお休みである。ホストファミリーも旅行の計画をしていた。僕はその休みを利用して久しぶりの日本へ。何処かへ旅行でもと考えたが、遊び呆けているよりは1度日本に帰った方が良いと思ったからだ。日本に一時帰国する朝、ホストマザーは既に仕事に出てしまっていたが、テーブルの上に少し早めのクリスマスプレゼントが置いてあった。