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apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

SBSマーケティング

雑記 ビジネス

 今さらソーシャルブックマークについて言及してみる。

  1. 簡易掲示板的役割→2ちゃん的
  2. メモ的役割
  3. 他人のブクマのぞき
  4. 情報共有
  5. 1次資料に対する2次資料→付加価値
  6. Web情報管理ツール
  7. 情報の格付け指標

 多分上げたらキリがないが、ユーザサイドのメリットと、情報提供側のメリットで大別できるだろう。しないけれども。
 何故今さらなのか、というと自分が本格的に使い始めている間に、マーケティングツールとしての使い道が適していると思えたからである(時代に乗り遅れている)。なぜリクナビNextの記事(原くん、どこ行ってもうたんや)がYahoo!のトピックスにまで上がり、その後2次消費される様になったのか、うちの上層部にわかる人間はいなかった。
 実際僕も十分に理解しているわけでもないし、不確定要素が多いが、「売れる仕組みを作る」というマーケティングの課題をクリアできる可能性は高い。前回の流れは、はてブITmediaJ-CASTYahoo!という攻略ルートである。ITmediaソフトバンクに対して中立的な立場を取っていたとしても、情報源としてのITmediaはやはりYahoo!にとっては親が一緒ということで信頼性に足るのだろう。
 リクナビの案件自体が秀逸だった。あの内容を言い換えれば「どんなにできなくても『切らない』」という内容である。そしてその職種とは「太陽光製造メーカーの下請け」であり、「ソフト専門だろうがハード専門だろうが、取ります」という内容であった。派遣切りが進み、依然として正社員が優遇される中で、収入の安定を求め「正社員転職」に目がいく。が、今回派遣切りにあった労働者は、自動車(関連)業界の製造業派遣である。「製造業派遣系はコミュニケーション能力に劣り、知的労働とは異なる」と、ボーダーを引かれがちな職種でもあり、言い換えればフォーディズム的労働者となる。しかし実際はハード専門だけではなく、ソフトに携わる労働者も多い。つまりポストフォーディズム的労働者も多く、ITリテラシーの高い技術者が多いのである。
 一般に3月は転職や仕事探しの繁忙期となる。それに合わせた「仕掛け」である、と上層部には説明をした。08年後期のはてブの被リンク数の上昇率が、社会的情勢と比例している様に思えたからである。
 ここで当初の問題に戻る。何故今さらなのか。社会的問題に換言すれば、時間給で働けて、責任問題の発生しない時間を自由に費やしますよ(専門用語?で換言するならば、ポストフォーディズム的労働ではなく、フォーディズム的労働で保証された消費者としての自由)って派遣雇用がポストモダン的だとすれば、国家が出動して、嫌でも雇用を創出して、労働と賃金を保証しますよって思想は、モダンのリバイバルなんじゃねぇの?と以前言及したことがあったが、ソーシャルブックマークの意義はポストモダンからモダンへのリバイバルの「見える化」なんではないのかなと思っている。それがマルチチュードだ言われればそうなんだろうな、とも感じるのだけれど、システムというイデオロギーの上に乗っかっている以上はモダンがフラッシュバックしてしまうのである。ネットが繋ぐグローバルと、はてブが繋ぐ多様性ではズレがあって当たり前だとも思うが。
 ブックマークやお気に入りの発生は「個人的」なものであり、あくまでも使用端末に「依存する情報」だった。例えばネットワークを使い情報を共有しても、それぞれ「登録」しなければ、本来的なブックマーク・お気に入りの登録にはならなかった。もっとつっこんでしまえば、ブックマーク「させる」ことはできても、個人のブックマークを共有「させる」ことはできなかったのである。要するに他の「誰が」「どんな」ブックマークをしているかなんて知り得なかったわけである。
 が、ソーシャルブックマークが普及することにより「個人的」なものから「共有もしくは閲覧」可能なものになった。それはただの使い分けだ、とユーザ側が否定したとしても、結果的には「今ネットのユーザは何を見て、何に対してブックマークするのか」が「見える」様になっているのである。これは一つのマーケティング構築だと言えるだろう。
 その背景があって始めてリクナビの案件がYahoo!に辿り着く。コンテンツに魅力があれば、ブクマ3〜5つで加速する。結果的にはてなトップページに来れば、ITmediaはそれを見逃さない。村上春樹のスピーチだったり、自殺防止サイトだったり、それ以前にも同様の流れはあったのだ。仕掛けたものではない、それは深読みである、と言われても、その次の週、リクナビが更新される水曜日に合わせて、「原君」の代わりに「小沢君」ネタで盛り上がったことを考えると、どうしても意図的なものを感じてしまうのである。
 はてブは使えば使うほど便利だと思う。はてブ専用の独立タブレットがあったらもっと良いのに、とも思う(既にあるのかもしれないけれが)。もっと言うとGoogleリーダータブレットがあったら完璧だと思う(話しがずれたけれども)。