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最近は写真日記。

大学のシステム4(後期授業)

 2003年12月15日には前期の授業が修了してクリスマス休みに入っていた。2004年は1月7日からテストが始まり、2月23日までが前期のテスト期間だった。後期の授業が始まったのは3月1日からだ。歴史比較言語学が始まり、これは4月21日までの2モジュール。3月16日からは古生物学が始まり、授業はイレギュラーながらやはり4月21日に終了。これは1モジュールだけ。どちらも復活祭の休暇を挟んでいるので、時間数がきっちり合わない。
 4月19日からは一般化学、無機化学が始まり、これは1モジュールだけなので5月中旬には終了予定。つまり後期は授業数が少ない。前期は3モジュールの授業が多かったが、後期では一つもなく、今は週6時間しか授業がない。ただ5月後半から6月後半まではテストが集中していて、その準備をしなければならない。学生にしても7、8月は地元に帰ってバカンスだろうし、教授にしても自分の研究に時間を割きたいのだろう。8月はテストはなく、9、10月になるとテストの機会が与えられる。
 テストを受ける上で、学生たちの判断基準になっているのはどうやらモジュールのようだ。1モジュールではクレジットが少ないために、先生の方でも考慮してテストを甘くする。3モジュールとなると、3ヶ月分の授業とそれ相応の資料があるために、テスト時間も軽く30分を越すし、評価も厳しくなる。またカリキュラムにしてもモジュールが少ない授業は補助的なものが多く、考古学科以外の校舎に移動して授業を受ける。日本の大学では一般教養科目にあたるだろうか。
 先日友人と話していて気づいたのだが、日本の大学のように体育は必修ではない。部活やサークルにしても日本ほど盛んではないし、勧誘など受けた試しがない。確かに日本の大学に通っているときに、大学に入ってまで体育が必修だということに驚いたが、やはり今考えてみても異様だ。校舎の設備が整っていないくせに、体育館やプールは設置されている。どうも日本の教育というのは本質を欠いている気がして、やはり学問を蔑ろにしている気がしてならない。