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最近は写真日記。

ペルージャ留学においての留意点:持ち物について

 ペルージャで物を買おうと思っても、なかなか目的のものが手に入らない場合がある。日本であれば100円ショップが直ぐに見つかるので、日常品、特に雑貨品は容易く手に入る。ペルージャの場合、小売り店での購入が未だに一般的になるので、買い物をするのにそれぞれの商店に行かなければならない。しかもアーケードやモールがあるわけではないので、店から店の移動にも気を使って買い物をしなければならない。
 例えば町の電気屋さんは未だに健在だし、文房具屋、金物屋、靴・鞄の修理・修復屋も何店舗あるかわからない。もちろんそれぞれ個人商店であってフランチャイズやチェーン店でもない。ペルージャでスーパーマーケット的な存在なのがコープCOOPやシーディスSIDISだが、基本的には生活雑貨しか手に入らない上に、ペルージャ中心地の店舗は狭いので商品が少ない。ペルージャ駅前や周辺には、広大なスーパーがあるがそこで買い物をして、大量の荷物を持って中心地に帰るのは一苦労である。
 例えばスニーカー磨き、シルバー磨きが欲しかった時には、スニーカー磨きは結局、靴の修理屋さんで注文して1週間後に届き、シルバー磨きに至っては金物屋で1Lの液体ボトルを出されてそれしかないと言われた。またテレビとビデオケーブルを繋ぐアダプターが欲しかった時は、ペルージャ中心地にある全ての電気屋を探し回ったが、店主の答えは「そんなものはこの世には、存在しない」というものだった。しかしこれはペルージャからバスで行ったところにある大型モール内の電気屋で購入できた。
 ペルージャで本格的な夏を経験していないが、虫よけや殺虫剤なども売られているようだが日本の様な効果は期待できないらしい。日本からペルージャに留学をする場合、身の回りの物はなるべく日本から持ってきた方が良いだろう。僕は日常品や雑貨品であれば、人が住んでいるのだから問題なく手に入るだろうと思っていたが、ペルージャではそうはいかなかった。電気製品に至っては、希望の商品を手に入れるのは不可能と考えた方が良いだろう。参考までに書いておくと、僕は未だにペルージャでFWケーブルが売られているところを見たことがない。昭和初期の小売り店全盛の都市を考えてもらうと想像しやすいかもしれない。「ウチで売っていないものは、何処の店に行ってもないよ」といったような、小売り店のプライドが見られるのは流石だとは思うけれど。