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最近は写真日記。

屋内スポーツ

 太陽の下でやるスポーツよりも、屋内スポーツの方が好みだ。第一に風を計算しなくて良いというのがいい。そういった意味でも野球やゴルフは合わないのかもしれない。自然を相手にしたスポーツなんていうけれど、本当に自然を相手にしているのであればゴルフ場なんて要らないなだろう。
 2月の初めにペルージャ近くのテルニに親善大使で来た福原愛選手。本当に何処にでも居そうな中学生で、それでもしっかりとプロとしての振る舞いを見せていた。僕が卓球にはまっていたのは小学校高学年の頃で、小学校近くの文化センターで毎日ラケットを振っていた。ペンタイプには慣れずに、自分で購入したラケットはシェイク。毎日通う間に、周りの子たちを追い抜いて、結局相手が居なくなって辞めてしまった。
 大学で会った彼女は中学時代、個人コーチ付きで東京都で2位までに成ったことがあるらしいがその後バレーに転向してしまった。松本大洋のピンポンは、彼の作品の中でも完成度がかなり高いものだろう。個人的には日本の兄弟が1番好きだけれど。映画のピンポンはアラタが格好良過ぎて、ペコ役の窪塚洋介が台無しだった。
 卓球の延長で、中学の時テニス部に入部したが、屋外スポーツはやはり合わなかったようだ。というのも、僕は基本的にしっかりと足がグリップできない場所でのスポーツが好きではない。バスケやバレーなど、体育館競技ではしっかりと踏ん張れるように細心の注意を払う。それはもう本当に神経質なくらいで、きっと屋外競技の人からしたら意地悪でやっているのではないかというほどに。僕は今でも土足で体育館に上がれない。これは教育過程での刷り込みではなくて、僕自身がケガをしたくないためだ。
 サッカーをしている時や、外で走っている時は滑って当たり前。屋外でスポーツする人は、グラウンドでもしっかりとグリップするような筋肉を付けるのだろうが、僕にはその調整力がない。スポーツの中で最速競技と言われる卓球の瞬発力はグリップ力がないと生まれない。屋外の場合、自然を味方につけるとか、計算に入れると言うが、実際のところまぐれや運だろう。自然を計算して、ゲームを組み立てることができるような人間が現実的に居るとは思えない。しかし屋内に関してはグリップさえしっかりしていれば、後は自分次第だ。風もないし雨もない。もちろんまぐれや運もあるが、グリップ力に較べれば小さな問題だ。根幹がしっかりしていれば思い通りに行く可能性は高くなる。これはスポーツだけではなく、日常一般に関しても言えることだろう。