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最近は写真日記。

ミニチアダックスフンドばかり

 アイン*1の散歩をしていると、近所で見たことの無い犬ばかりすれ違うようになった。若い人たちが連れているのはミニチアダックスが圧倒的に多く、次にゴールデンが多い。主婦が散歩に連れているのは雑種が多い。カウントとかしてみても、良いのかもしれないけれど、意味もない上に変質者ぶりを発揮するのでそれは却下。
 近くのオリンピック*2を久しぶりに覗いてみると、ペットコーナーが充実していて、ペット産業の成長ぶりが伺える。いつもお世話になっている動物病院に薬を取りに行った時にも、カルテの棚が凄いことになっていた。犬だったら、やはりチワワが人気なのだろう。どちらかというとミニチアダックスの流行りは過ぎた気もするが、それでも僕の自宅界隈では帰国以来、本当に良く目にするのだ。流行時期に購入した犬が成長したのか?それにしては、子犬が多い気がする。
 アインと一緒に生活をする以前にも、ゴンタという雑種犬:雄と暮らしていた。彼は16年生きて死んだ。その約1年後、考古学の実習中に出会ったのがアインだ。帰宅後直ぐに動物病院に連れて行くと生後3ヶ月ということで、今年の12月で5歳になる。ゴンタの時はまだ僕が小学生の頃にもらってきた犬なので、僕自身犬に関して何の知識を持ち合わせていなかった。本を読んだり、動物病院で話しを聞いたりなんてしなかったし、散歩も家族任せにして気が向いた時だけ自分で散歩に行った。これでは一緒に生活をしていた何て言えない。レンタル犬も良いところだ。
 アインを拾った時に、色々な本を読み、調べ、話しを聞いた。犬の訓練学校にも見学に行ったし、体験もした*3。きっとこれは動物と一緒に暮らそうと思ったら自然な行動だろう。もし自分に子供ができれば同様の行動をするのが一般的だと思う。犬の躾をできない人がいるけれど、それを愛だと勘違いするのは良いが、他人に迷惑をかけ過ぎている。犬を殺したくなかったら、しっかりと躾をするべきだ。それは大型犬に成れば成るほど。
 前は野犬とかも居たし、未だに地方では放し飼いの犬を見るけれど、人口密集度の高い地域ではそれは逆に危険だ。子供を傷つけようものならば町内会で直ぐに問題になる。しかもマスコミはそういう話題が好物らしく、主婦が騒げば騒ぐほど牲を増やしていく。なので都会では、ペットの躾はしっかりとするべきだ。
 ある時僕が公園で散歩をしていると、放し飼いの犬が。フレンチブルドック。帰ろうとしても着いてくるので危ない。公園の外は片側3車線の国道だ。周囲を見渡すと若い女性が走ってきて「ああ、すみません。可愛いワンちゃんですね」などとのん気に言う。しかも「離してあげないんですか?うちは放任主義なので」とか言い出した。しかもさらに「リードで繋がれて、散歩をさせられている犬は可哀相」ということを遠回しに言い始めたので、「すみません、帰りますので」と言ってアインを抱きかかえて公園から出た。
 別に放任主義も良いし、リードを離して思いっきり走らせてあげるのもよい。が、それは自分の所有地か有料ワンワンランドでやって欲しい。もしくは放任するならば、車にひかれて死ぬか、居なくなることを覚悟してやって欲しい。これはもちろんペットだけではなく、最近の幼児教育にもかぶる。そんな覚悟無しで愛なんて言葉を簡単に口に出されると、呆れるしかない。
 ミニチアダックスに戻ると、僕の周囲のオーナーはどうやら犬の抱き方も知らないらしい。犬を抱く時に気をつけないといけないのは背骨だ。特にダックスは背骨が弱い。背骨を痛めると犬でも車イスの生活になる。湯煙殺人なんかで出てくるマダムがよく、プードル犬を人間の子供の様に、後ろ脚を2本胸の下で抱え、前脚を肩に抱え背骨が直立した状態で抱っこ抱っことかしているが、あれは特に危険だ。若い内は良いが、犬が年を取ってくると人間同様腰椎が潰れて歩けなくなる。犬のサイズによっても異なるが、背骨に負担のかからない抱き方を学ぶべきだ。ミニチアダックスを2本足で立たせたり、そのまま抱きかかえるなんて人間にとっては可愛いかもしれないが、犬には危険な行為なのだから。

*1:自宅に居る僕の雑種犬:雌

*2:ディスカウントスーパー

*3:親族がシェルティ:雄と生活していて、彼を訓練に出した時に、送り迎えや訓練の仕方を習ったのは僕だった