アテネ五輪男子サッカー：日本対パラグアイ

　結果は3対4。パラグアイの2点は確実に日本ディフェンダーのミス。日本の2点はPKだし、決められる、決めなければいけないシュートも何本かあった。目立ったのは日本のディフェンスの脆さ。パラグアイのオフェンスにボールが供給される度に慌てふためき、正確な処理ができない。後半に入ってからも所々要らないミスが目立った。
　オフェンスにしても芝に足を取られ大事なシーンでミスを連発。3点目はそのミスがパスになってゴールに結びついたものの、他の場面ではもったいないシーンが多い。シドニー五輪の時のチームと較べるとあまりにもバランスが悪いチームだ。
　このカードにしても点数以上の差がついてもおかしくなかった。初戦ということもあるのだろうが、次のイタリア戦には立て直さないと予選敗退は免れない。小野１人に頼り過ぎている気もする。高原が出られなくなったのは今更どうしようもないが、もう少しメンバーを考えて選出するべきだ。特にオーバーエイジ枠は。アジアカップと重なってしまったのは運が悪かったのかもしれないが、オリンピックに間に合わないこともないだろう。
　準備不足という言葉に尽きるかもしれない。