apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

あはは

パトラッシュ 僕もう疲れちゃった。
なんだかとっても眠いんだ…

 だって水曜日から今日まで眠ることができたのは5時間だけなんだもの。でも眠れただけでも感謝しなきゃね、ネロネロ。寝ろ?頭痒いかも。
 黒い雨が目に焼き付いて離れません。さっきやっと終わりました。翻訳が。選手は3名。第1コース、ペルージャ外国人大学で日本語を教える日本人講師。第2コース、日本語を学んでいるゲイのイタリア人。ヴェネツィアから参戦。第3コース、はてなダイアリー書いてる人です。
 8日水曜日から始まったペルージャ映画祭。何故に黒い雨は普通に日本語版DVDなんですか。「ちゃちゃって、訳しちゃってよ」「あ、はぁ。でも、脚本とかあるんですよね?」「え?何言ってんの?そんなのないから、聞き取りながら、それを書き写して」「…はい?」ってな感じでお仕事がまわってきましたね。まぁ、いつも出会いは偶然なわけで、僕らが偶然だと思ってることなんて、実際は必然なわけで…。って、映画祭、もう始まっちゃってますが?
 そんな感じで、木曜日から本格的に翻訳スタート。僕は基本的に台詞の書き写しを担当。日本人講師が訳し、イタリア人が見直す。昼間はみんなして通常通り授業。僕はローマ史やって、ラテン碑文読まされて。夜は黒い雨。ヤスコとかアオコとか。変なおじさんダンスとか。
 先日は7時間ぶっ続けで書き取りをするも、終わらず。普通に見たら2時間で終わるものが、3倍かかっても終わらないって、こんなにも奥が深いんだね、映画って。ビツクリ。もう市原悦子は当分良い。でも日本むかしばなしは見たいかも。おら〜餡ころ餅が食いてぇ〜だ〜。
 そのまま大学に行ったり、午後は今度映画祭のために来ている諏訪敦彦監督の講演があったり、監督にこの間の折り紙を渡したり。そしてそのまま一緒にお食事だ。「ペルージャ大学に通ってます」と言ったら、「へぇ、演劇か何かで?」と聞かれる。訳が分からず「いや、違います。考古学ですよ」と返すと、「え?いや、そうなんだ。役者かと思ったよ」と言われる。周りは笑いを堪えながら「こいつは役者ってよりはホストなんですよ」とつっこまれる。あはは、とか笑いながら、目を開けながら寝てたかもしれない。食事後はそのまま、黒い雨。ちなみに僕は、臭いかも。
 途中どうやっても終わらねぇだろうって、鬼ごっこでもやろうかと思った。色鬼とか高鬼とか。ポコペンとか。ああ、ペコポンってこっから?この時点で黒い雨は既にコメディーである。慣れって怖い。ヤスコが愛おしい。何よりも他人の家のリモコンをたった数時間でブラインドタッチできるようになった。人類の革新って信じますか?ええ、ほら、あのロボット動かすやつ。
 そんな感じで翻訳終了。やっぱりルールに縛られても個性って大切だよねって、色気を出したものは、全てイタリア人に「ねぇ、これ、何?何言いたいの?何で魚ばっかり出てくんの?」と叩かれる。やっぱりアジア人がヨーロッパ人に個性で敵うわけが無いんだよね。知ってる。良いんだ、いっつも名前間違われても。でもさぁ、それって性器の名前だよね。おかしいよね。僕、にんげんだもの。
 今は編集中。字幕付けてる最中。もなか食べたくなったな。最中って漢字みたら。約束の刻はイタリア時間で午後5時。後2時間くらい?イタリア人はあれを見て、わかるのか?まぁ鮒と鮠がわかれば良いか。僕にはわかんないし。市原悦子に萌えたりすんのか、やっぱり。