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最近は写真日記。

ホストになってみよう:その3

 ホストと電話番号を交換して、数日後、見知らぬ番号から着信が。「もしも〜し、この間のホストですけれど」相変わらずのソフトタッチ。話しを聞く限りでは、どうやら近い内に僕の地元駅周辺に新しい店舗を出すとか。本店は横浜にあるのだが、そのオープンに合わせて新しいホストを探しているということ。
 「時間がある時で良いんだけれどね、本店の方に顔出せないかな〜?雰囲気とか感じてみてよ」と言われる。時期は11月初旬で、まだ大学の授業も残っているし、家庭教師のバイトも変則的だった。即答はできなかったので、「時間ができ次第、お電話差し上げます」と返答した。ただ年明け1月後半からはインド旅行の予定があったので、どちらにしてもお金は欲しい。日雇いのバイトでもすれば良かったが、平日の大学授業と、変則的な家庭教師のおかげで丸一日空けられる時間が無かった。
 考えた結果、週末の空いた時間でホストをすることにした。本店の見学前に、そのことを電話で告げると「うん、うん。大丈夫だよ。オープン時は何があるかわからないし、他にも人を呼んではいるから、出られる時で構わないからさ。とにかく、店に1度来てみてよ」と軽く流される。この電話のかけ方、店への誘い方は明らかにホストの手口である。見え見えなのだが、それを無理強いしないところがやはりホストなのだ。
 ただ店に行くにしても、ホストが着る様なスーツを僕は持っていなかった。高校の時に購入したMEN'S BIGIのノーマルなスーツと、大学入学後に購入したReady Steady Go!のモッズ・スーツしか手持ちがない。かといって私服で行くには気が引けた。ホスト達はスーツを着ているだろし、お客さんもそれなりの格好をしているだろう。そんな中にスニーカーでうろちょろされても、多分迷惑だ。
 結局モッズ・スーツをチョイス。確かノータイで行った様な気がする。当時は確か、髪の色はロイヤルミルクティー色で、カラコンを使っていた気がする。当時の写真があるが、上げるのは気が引けるので、載せません。