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最近は写真日記。

ペルージャでのインターネット接続

 初めてペルージャに来る時に調べたことは、インターネットに繋がるか、繋がらないかだった。ネット上にはイタリア旅行記や、世界モバイル記などもあったがペルージャの町に住んだ場合のネット接続については特に記されていなかった。ペルージャ外国人大学情報HPでも何度か質問があった話題だと思う。
 結論から言うと、外国人が、特に語学留学で来ている場合は自宅でのネット接続は難しい。1つはイタリアの賃貸状況から。シェアが基本のイタリアのアパートでは、自分の部屋に回線を引くのは難しい。それに回線を引く場合の手間がかかり過ぎる。最近では改善されているらしいが、聞くところに寄ると、電話回線を引くだけでも3ヶ月はかかるとか。また日本の様に、ブロードバンドは未だに高価で、電話回線料とプロバイダー料で50ユーロは見積もっておいたほうが良いそうだ。携帯で繋げる場合は20ユーロだとか。
 回線が既に引かれている1人部屋に入れたら、それはもう幸運としか言い様がない。他のイタリア人学生にしてもインターネットポイントでネットに接続する。また大学などにも端末があるが、落ち着いて使うにはやはりインターネットポイントの方が融通が利くだろう。
 僕が選んだ店は、15ユーロで20時間のネット接続が可能で、ノートPC持ち込みに限られている。ノートPCが無ければ、備え付けのPCで日本語が打てるし*1、プリントアウトなども可能。値段は1時間1ユーロが相場だろうか。ノートPCをイタリアに持ってこない場合は、日本で先にフリーメールやwebメールのアカウントを取得しておくべきだろう。
 僕はMacだったので接続は問題なかったが、Windowsではよく躓いているようだ。接続は手動でTCP/IPを入力するだけだが、最近のWindowsノートではノートンなどのアンチウイルスソフトが標準インストールされている。これがファイヤーウォール設定などに影響するために、接続が上手くいかない。またDOS/V機は新しくなればなるほど、余計な機能がプリインストールされているので、ネットワーク関係などはクリーンにしておく必要がある。わからないことは店員に聞けば教えてくれるし、わかる範囲で設定もしてくれるが、OSは世界共通であっても、彼らが日本仕様のノートPCのそれぞれの特徴を知っているわけでもない。
 TCP/IPとかDNSとか聞いてピンと来ないと、少し難しいかもしれない。無線LANは今のところ組まれているところを観たことがないので何とも言えない。シンガポール空港では無線LANで無料でネットに接続することができた。イタリアは今になってADSLの価格競争をしている段階で、FTTHは無いのかという質問に「ああ、光ファイバー?あんなのは必要ないよ。銅線の次は無線だから」と飛躍し過ぎたことを言っていたのは僕がいつも使っているネットポイントのオーナーである。だからその無線LANを組むまでの、もしくはホットポイントを築くまでのインフラが知りたかったのだが、全て無線でやる気なのだろうか。Windows98が最高のOSだと言っているくらいだから、それもあり得る話しかもしれない。

*1:OSはWIN98が多く、もちろんイタリア語OS。他の店はどうだかわからない。