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最近は写真日記。

ペルージャの同性愛者

 同性愛者でもおかま、ホモ、ゲイと名称が様々でまたその言葉に依って度合いが違う。日本ではおかまと言えばおすぎとピーコで、ホモと言うとカミングアウトのできない人、ゲイといえば筋骨隆々もしくは歌舞伎町というイメージが僕の中にある。日本では未だにカミングアウトできない人が多くいるだろうし、カミングアウトしたらしたで生きて行くのが大変だろう。
 イタリアでも南北に依って違うが、ペルージャでは沢山の同性愛者に会うことができる。レズビアンも多い。僕も何人かの同性愛者に会っているが、面白い人間ばかりで、カミングアウトしている人はポジティブな人が多い。逆にカミングアウトできない人はヒステリックだったり精神が安定していなかったりと少し近寄り難い。
 僕の友達のイタリア人はおかまとレズビアンと3人で暮らしている。僕の友達はノーマルでしっかりと金髪の彼女がいるし、一緒に住んでいる他の2人とも仲が良いようだ。日本人の男性は良くイタリア人の同性愛者に好まれるが、それは日本人女性がイタリア人男性に好まれるのとは違った要素があるからなのかもしれない。共通点としては優しいとか汚い言葉を使わない、冷たい態度はあまり取らないとか暴力的な匂いがしないとかあるだろう。
 僕には宗教的な性意識もないし、同性愛に関しては賛成である。生物学的に見れば特異な現象なのだろうけれど、これだけ人口が増えればそういった、人間としての可能性が存在しても良いだろう。プラトニックが同性愛であるのならば理解できる気もする。少なくとも不倫は純愛だという言葉よりは同性愛の方がプラトニックに近いだろう。
 同性愛者に気に入られてしまった場合は、その相手に依って対応を考えれば良い。それは相手が同性だからと言う見方よりも、例えば自分が気のない異性に告白をされた場合を想定した対応の方が自然的だ。相手が同性だから恋愛ができないという理由は、実際のところ彼らには効果がない。もちろん自分も気があるでのあれば一緒に居れば良いだろうし、気がないのであれば性に頼らずに誠心誠意しっかりと断るべきである。