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最近は写真日記。

ペルージャの気候

 1年を通してしっかりとペルージャに滞在したわけではないので、何とも言えないが、雨のイメージが強い。標高が高いというのもあるのだろう。また夏は湿度が低く、冬は湿度が高い地中海性気候で、これはオーストラリアと同様である。夏、特に7月、8月に関してはわからないが、9月からは涼しくなって、10月に入ると一気に気温が落ちる。外は日が出ていても、建物や教室の中に入ると気温差があるので羽織るものは持っていた方が良い。
 11〜12月はほぼ毎日雨と言っても良いくらい、ここ2年間同程度、雨が降り続いた季節だ。僕は雨が嫌いである。何よりも傘を差すのが嫌いだ。イタリア人は傘をあまり使用しないのだが、彼らが傘を使った時のマナーの悪さには本当に呆れてしまう。歩道も狭いペルージャである。傘を差しながらでは他人に干渉するような場所でも、当然の様にそのまま傘を差して歩き続けるので、ぶつかりそうになる。日常的に使い慣れていないということもあるのだろう。だが傘よりも最低なのは、自動車だ。道路整備がされていないので水たまりが道路のあちこちにできるのだが、イタリア人はお構いなしに通常運転である。車道と歩道に差が無いようなものなので、気をつけていないと水を引っかけられる。他人を考え過ぎて行動できないのも微妙だが、まるで他人のことを考えないで行動するのは人間として未熟過ぎる。動物的と言っても良い。
 1〜2月が寒く、時には雪が降るが積もる程ではない。アパートに依って暖房の管理が異なるので、この季節はできる限り暖かいアパートに住むのが良いだろう。ちなみに僕は今年の冬は1度も暖房:Riscaldamentoをつけていない。部屋の中に居ても息が白かったし、当然寒かった。大学はテスト期間なので、徹夜の日々だったが、着込んで居ればどうにかなった。というのもペルージャではこの暖房費が異様に高いので、これもアパート探しのポイントである。
 3月は季節の変わり目で、天候がクルクル変わる。暖かくなったかと思えば、雪が降ったり。3月は狂っていると言われる。4月の初めは少し暖かくなるものの、復活祭時期は毎年気温が落ちるようだ。去年は5月の段階でかなり暑かったらしいが、今年はずっと雨だった。雨が止み、夏らしくなったのは6月に入ってからだ。日中は30度を越しても朝夕は15度くらいには落ちるので、過ごしやすい。
 アドバイスとしては冬のコートは防水性の高いものが良いだろう。僕はアウトドア用のジャケット*1で冬を越している。Gore-Texであれば問題ない。傘は折り畳みがあれば良いが、ゴアテックスのジャケットがあれば必要ないだろう。とにかく、ペルージャの天候で気をつけなければいけないのは雨である。

*1:Marmotのジャケットで、同じ色・型のジャケットがMen's Eggの表紙で使われていた時はもう着るのを辞めようかと思った