乱読中
専門書以外に読んでいるのはバラバラ。以前は1冊読み出すとそれだけに掛かりっ切りだったけれど、今回は乱読に挑戦中。というのも知り合いの研究者が「うーんとね、僕は1冊に集中することってできないんです」みたいなことを言っていて、僕は1冊集中型だったのでちょっと方法を変えて見ようかと。
メインは高田崇史のQED:龍馬暗殺。サブとして関田涙の蜜の森の凍える女神。同時にサリンジャーのライ麦畑でつかまえて。これは野崎孝訳。養老猛司のバカの壁も手を出したものの、まぁいいかでそのまんま。本当は森博嗣の四季:春があるので読み始めたいのだが、ほかに秋しか手に入らず、夏と冬がないので踏み込めない。
高田崇史の龍馬暗殺は安心して読める。司馬遼太郎の引用が多いのはしょうがないか。関田涙の方は……、まるで進まない。3分の1くらい読んだがキャラが弱い上に、文章力がないかも。きっとトリックが素晴らしいんだろうなってことで読み続けてはいるけれど、ずっとこの調子だったら矢野竜王の極限推理コロシアムに移ろうか。もしくは西尾維新の零崎双識の人間試験*1かダブルダウン勘繰郎。もちろん全て古書にて購入。
ライ麦は再読なので何となく流し読み。攻殻機動隊SACの台詞と意図だけ注意している。乱読してみて、特に違和感はない。ただやはり集中力の点では1冊に向かった方が良い。1冊だけの方が話しにしても繋がり易いし、乱読だと物語性の弱い作品だと曖昧になる。とにかく期間以内に目標数読めれば問題はないので、どちらの方法でもその点においては問題はなさそうだ。