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最近は写真日記。

巨人:渡辺恒雄オーナーの辞任

 聞いた時は驚いたが、理由を聞くと「なんだ結局この人がこれからも野球界を牛耳るのか」という感想しか持てなかった。200万でこれだけの人間が辞任、解任される理由がわからない。特に野球界ではあり得ない状況だ。それに罪の意識があるのならば「新たな決意を持って、真摯に野球の発展に力を注いでいく所存です」なんて言えるわけがない。野球の発展にまず必要なのは「巨人のナベツネ」が居なくなることだ。
 氷山の一角と言うが、要するにこの業界ではスカウト活動で金銭を手渡すことは常套手段だという。つまり率先して責任を取り、しかもこれから暴露されるであろう金額の中では低過ぎず、高過ぎずの犠を用意した。もちろん他球団のオーナー、首脳人にしても同様の不正があるだろう。と、すれば彼らも渡辺オーナーに倣って近い行動を起こすに違いない。結果として他球団首脳人は全て入れ替わり、渡辺オーナーがコントロールしやすくなる。特に1リーグ制に対して意見がバラついたセ・リーグなどには、権力の再確認というポーズもあるのだろう。
 何故この時期に。12日に坂田源吾が亡くなっている。読売新聞大阪本社代表取締役社長、現同社顧問である。深読みかもしれないが、これも影響しているのかもしれない。選手生命を危険に晒された選手にしても、辞任会見にしても、結局のところ「渡辺恒雄によって全てが支配され、彼の思い通りに動いている」という状況は変化していない。国会招致に対しての布石であるのかもしれない。老害というよりはもう、醜いとしか言い様がない。日本の野球を好きじゃなくて良かった。