apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

いつの間にかSideTrack使用不能

 いつもの様にトラックパッドをなぞってみても、ページがスクロールしない。おかしいなと思って、システム環境設定のSideTrackを開いてみれば、ベータ版の期限切れだとか。しかも正式版からは15ドルのシェアウェアに。友人から薦められて、最初は操作に戸惑ったものの、今ではSideTrack無しではネットさえおぼつかない。また時間をかけて元の操作に戻れば良いだけなのだが、SideTrackの機能はWindowsノートであれば標準である。それに15ドルを払うのは、少し気が引けるのだ。
 USBでホイールマウスでも繋げば良いが、それではノートブックとしての機動性が失われてしまう。SideTrackの作者には悪いが、せめてMacOSX Tigerでは標準機能に入れて欲しいものである。
 iPod人気のおかげで、Macへのスイッチ率があがっているようだし、日本でもiTMSスタートの兆しが見えてきた。これからがAppleの腕の見せ所になるのだろうけれど、Winからスイッチして来た人たちの為にも、Winでは初期仕様になっているものはもっと取り込むべきだろう。クリックボタンが一つということに拘るのも良いが、Controlボタンを押さないとコンテクストメニューが使え無いのは効率が悪い。FinderPopなどもあったが、そういう機能はAppleが付け加えるべきなのだ。
 既にMacアイデンティティは1ボタンには無い。Apple Mouseの様なゼロボタンでもない。起動時のHappy Macも消え、爆弾など出現しない。OS面では完ぺきに進化しているにも関わらず、ハード面では他社に遅れを取り過ぎている。これからAppleが目指さないといけないのは、MacOSを完ぺきに活かせる様なハード作りだ。例えば初期iPodのデザインは完ぺきだった。4世代目にして先祖返りをして、初期デザインの枠から抜け出せない。iPodで出来たことが、何故Macでできないのか。UMAXの創設者がMac部門エンジニアリング担当副社長に就任しているが、最近のMacのハード作りに疑問が多かった分、新しい風が入ってくれることを願うばかりだ。