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最近は写真日記。

いつになるんだネコソギラジカル:西尾維新

 11月27日(土)に「Live at ファウスト講談社」が行われたようだ。id:cry_condorさんのRadio CON$ MINIにその内容が上げられている(id:cry_condor:20041128#1101660249)。僕が何よりも気になるのは西尾維新ネコソギラジカルに何が起こったのか、である。

Q.「『ネコソギラジカル』はいつ出るのですか?」
A.太田「鋭意製作中です。本が出ないという時は本当に出ないもので………しかしこれは完全に編集の責任です。申し訳なく思っています。なるべく早めに出します」

 これを読む限りだと、作品は既に書き上がっているようで、西尾維新に問題があるわけでは無い様だ。ネコソギラジカルの発売延期が決定した時、僕は西尾維新の執筆が遅れているものだと考えていた。編集の責任という以上は何らかの理由があるのだろう。
 うぱーのお茶会さん(http://blog.livedoor.jp/uirou/archives/9990836.html)ではその理由を5つ程上げられているが、2004年9月当時を振り返って見ても、それ程の事件があったわけでもない。表紙の装飾が凝りに凝っている、と、イラストレーターの竹さんの絵が間に合っていないというのは同問題か。他作品とのバッティングというのも、スケジュール調整がそれ以前に行われているだろうし。四角いCD−ROMというのもあり得そうだ。
 太田克史氏の「本が出ないという時は本当に出ないもので……」という言葉が気になる。森博嗣の四季の発売当時も、色々と変更があったが、作品が書き上がっていながら、出版されないというのは、やはりそれなりの理由があるのだろう。ネコソギラジカルでこの戯れ言シリーズも終了するという噂だし、ファウストとの兼ね合いもあるのかもしれない。
 また気になるのは西尾維新のこれからである。以前にも「西尾維新佐藤友哉id:ain_ed:20040323で触れたが、お互いに戯れ言シリーズ、鏡家シリーズ以降の作品作りがポイントになるだろう。どちらもファウストにて試行錯誤をしているようだが、10代の蓄積だけではこの先の作家人生は難しいものになるはずだ。そういう意味ではやはり舞城王太郎の行く道が気になる。
 とりあえずは、西尾維新ネコソギラジカルでどう締めくくるのか。下巻のサブタイトルが「青色サヴァンと戯れ言遣い」となっている以上、クビキリサイクルと被るものがあるのかもしれない。未だに発売は未定だが、待たせるからにはそれなりの物を出して欲しいものである。