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最近は写真日記。

クリスマス

 サンタさんを信じていたのはいつまでだろう。小学校1年の時のクリスマスプレゼントは犬だった。当時では既に父親に犬が良いと言っていたので、サンタ=親だと認識していたのだろう。幼稚園の頃はどうだろう。多分、存在を信じていたのは年少クラスまでだろうか。靴下を枕元に置いていた気がする。
 それが今ではクリスマス=明石家サンタの日になってしまった。明石家サンタを見始めたのは中学の頃だったか。不幸話をネタにプレゼントをもらう。今でも憶えているのは、さんまが電話番号を間違え、偶然繋がってしまった中年女性の話し。「すみません、間違えました。ちなみにですが、何をしてらっしゃるのですか?」「えっと、七並べしてました。1人で」「ほんまですか?」という感じで合格してしまい、商品にはなんとその年で1番豪華なもの*1が当たった。
 残念ながらラピュタ攻殻機動隊も見る事はできなかったが、今年は3年ぶりに明石家サンタを見る事ができた。村上ショージ松尾伴内も、木田も居た。義太夫もいつも通り電話をかけてきていたし、八木アナのお決まりイジリもあった。
 イタリアのクリスマスは日本とは違い質素である。「クリスマスは家族と、復活祭は恋人と」と言われるほどで、日本の元旦に印象が近い。そのため、街中で人に会えば「おめでとう」と挨拶をする。逆に年明けに関しては、花火は上がるものの、クリスマスの様な厳かさは無い。テレビ番組もキリストに関わりのあるものが多い。日本の様にクリスマス・イブがメインだったりもしない。25日は祝日なのでほとんどの商店が休業である。よく「イタリアのクリスマスは良いんだろう?何せ本場だもんなぁ」と言われるが、本場故に質素なのである。
 商業クリスマスで育ってしまった僕には、イタリアのクリスマスは物足りなく感じる。僕にクリスマスを感じさせてくれるものは、JRのクリスマスCMや、山下達郎のクリスマス・イブ、路上のケーキ売りに、サンタの気ぐるみ。湿気の無い乾いた冬に、コタツとミカン。もちろんチャンネルは明石家サンタなのである。

*1:確か乗用車だった