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最近は写真日記。

ミラノへ555! feat. チャー&TAMA 中編

 日本でも有名なガレリア*1に入ると、日本人観光客ばかりである。ブランドショップ前ではそこかしこで日本人が記念撮影しており、日本語が飛び交っている。「何処なんだ、ここは?」と呟くと、「ミラノですよ。買い物するのは日本人ばかりですが」とチャーくんが答えてくれる。ちなみにミラノは3回目だというチャーくん。地図も無しに、ペルージャを歩くように、しっかりと先導してくれる。
 マクドナルドに入り、VIVA MEXICOを初めて注文。食事をしていると日本人の老夫婦が上がってきて、2人でマクドナルドを食べていた。「日本に居たら、あの2人は絶対にマックなんて食べそうにないけれど、既にイタリア食に飽きたのか?」とTAMAを見ると、「どうですかねぇ。でもうちの親もマクド行ったりしますよ」と老夫婦をチラ見している。「いやぁ、だって明らかに60歳以上だよ?その歳で、マクドナルド行ったりするか?レストランに入り難かったか、ピザ・パスタに飽きたかじゃん?」などと勝手なことを言ってる間に、ランチタイムは終了。この時点で既に13時を回っている。
 「どうします?どっか行きたいところありますか?」と僕らを先導してくれるチャーくん。しかし「月曜だから博物館も美術館も、何処もお休み」なのである。結局ドゥオモ広場に戻り、お約束のミラノ大聖堂を見学。世界3位の大きさというだけあって、中に入るとその柱の太さと、天井の高さに圧倒されてしまった。やはり宗教には興味は持てないが、サンピエトロ大聖堂よりも、ミラノ大聖堂の方が個人的には好きになった。
 ドゥオモ見学後はお土産を買いにアウトレットへ。少し離れた所にあったが、ミラノの街並みを見るには丁度良い距離だった。ローマともナポリとも、フィレンツェとも違う。僕がイメージしていたヨーロッパにピッタリと重なる。道は整備され、並んで立つアパートも近代的なものが多い。ペルージャの様に道がうねることも無く、目的地にも辿り着き易い。とにかく歩きやすいのだ。しかしその分街を見るという楽しみは少ない。
 アウトレットでは結局誰も、何も購入せず。途中Barに寄ったり、ジェラートを食べたりしながらドゥオモ近くまで戻る。TAMAが「ねぇちゃんにお土産買わないといけないんですよ」と言うので、一流ブランドが立ち並ぶショッピングストリートへ。ちなみに僕は、イタリアで一度も高級ブランド店に足を踏み入れたことがない。汚い格好ながらも、観光客に紛れて、ジャパニーズスマイル
 TAMA姉のリクエストは「D&Gのロゴが前面に入ったTシャツ」だった。「でもさぁ、D&Gのロゴなの?ドルガバじゃなくて?」という会話になるも、「…、さぁ?どっちでも良いんじゃないっすかねぇ」とお土産を買えればどうでも良さそうなTAMA。結局ドルガバもD&Gも覗き、最終的にドルガバのTシャツで決定。D&Gのロゴなど何処にも入っていないTシャツを125ユーロで購入。それ以外にもMIUMIUも覗くが、僕はただ「…うーん」と唸っていた。相変わらずブランドに興味を抱けない。
 気がつくと時間は既に17時近い。地下鉄に乗り、ミラノ中央駅へ。朝の経験を生かし、お弁当を買いに行く。僕は近くのBarでパニーノでも買おうかとも思ったが、チャーくんが「僕らが泊まっているホテルの近くにケバブ屋が沢山あるんですよ。どうですか?」と言うので、そのホテルの近くまで向かう。
 「で、何ホテルっていうの?」と横を歩くチャーくんに質問すると、「それがですね」と一瞬間を置いて、「チャーリーホテルって言うんですよ」と何故か嬉しそうに笑った。「何だそれ、チャーくんが泊まるホテルだからチャーリーホテルなの?意味わかんなくないか?」などと無駄話しをしている間に、ケバブ屋へ。ケバブ2つと水を購入し、また来た道を引き返す。

*1:アーケード