apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

「死んだら終わり」ということを

 はてなから。質問は【「死んだら終わり」ということを、容赦ない感じで説明してください】である。質問者が一等賞を上げた回答は以下の通り。

この世は私を中心に回っているはずなので、私が死んでしまったら、この世は終わってしまうわけです。
これから楽しいことをしようとしてる人や、現在幸せな人も、私が死んで、この世が終わってしまうことによって、その幸せさや楽しみが終わってしまうわけです。
だからみんなのために私はとりあえずがんばっていきつづけないとならい。
自分が死んだらみんなの人生も終わってしまうんだろうから。

 様々な回答があるなかで、確かに一等賞を上げたくなる様な回答である。中には生がどれだけ素晴らしいとか、思い出は残るとか何処かで聞いた様な回答があるなかで、質問に対してしっかりと回答している。これに似たような回答が以下。

痛くもないし、辛くもない、記憶も財産もなんにもない、「誰かの心のなかに永遠に生き続ける」ということに臨みをたくして、救われようとするけど、そんなことは何の意味ももたない。
決して安らかでもない。誰かの記憶のなかで、わずかのあいだ生き続けるとしても、それは小説やマンガやアニメのなかの想像の人物とかわりはない。彼らに意志はないし存在しないということを、彼らは気づかない。この世に存在は確かにあったという、置き土産をして終わるだけ。生まれる前と違うのは、ただそれだけです。確かに「生まれた」という事実があるだけ。だから「終わる」のです。この世に存在しないひととの差はただそれだけです。

 一等賞のコメントを読んで、「何て自己中心的なんだよ」と感じるかもしれないが、言わんとしていることはそういうことではない。世界を規定しているのは結局のところ自分で、その世界の中で他人を認識している。つまりは他人の幸せも苦しみも、しいては人生さえも、自分の世界の中での話しである。つまりはそういうことなんだろう。
 それにしても、この質問者の他の質問も興味深いものばかり。

http://www.hatena.ne.jp/user?qof=0&userid=michiaki