iPhone
世界観が素晴らしい——ソフトバンク孫社長がiPhoneの魅力を熱弁
世界観が素晴らしい。パソコンとのデータ連携ツール「MobileMe」を用意したほか,Exchange Serverにも対応してビジネス用途にも対応した。ゲームなど多くのアプリケーションが登場するだろう。
オブジェクト指向のSDKも注目に値する。マウス操作で何10分と短い時間でアプリケーションが作成できるのは驚きだ。従来,携帯電話のアプリケーションは閉じたプラットフォームで作られており,新しい機種が登場すると作り直す必要があった。iPhoneのSDKは,既に20数万のエンジニアがダウンロードしたという。作成したアプリケーションはiTunesストアで売れる。流通段階まで提供されている点が魅力だ。
こうしたOSや流通段階のシステムを一から作るとなれば,5年はかかるだろう。iPhoneをまねた端末が登場してくるかもしれないが, iPhoneのようなSDKやiTunesストアを含めたシステムはない。iTunesと組み合わせて利便性を高めたiPodと,単純なMP3プレーヤーで大きく差がついたが,同じような位置づけとなるだろう。
従来からSymbian OSやWindows MobileといったOSもあったが,iPhoneは数十年の技術の蓄積があるMac OSをベースにしているという優位性がある。ファームウエアについても従来の携帯電話とは思想が違う。ファームウエアをアップグレードして,機能を追加できる。柔軟性はパソコンと同レベルだ。
周囲では既に買う気満々の人がいて、僕はあんまり興味なかったんだけれど、「世界観が素晴らしい」とか言われてしまうとやっぱり欲しくなってしまうわけで。Push Notification Service。「柔軟性はパソコンと同レベル」。その柔軟性がMacOSの強みでもあったわけで。ポケットの中に、iPodと携帯とMacOSが一つになったものがあったら、まさにユビキタス。