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最近は写真日記。

TRPG:テーブルトークRPG

 ファウスト賞で思い出した、スニーカー文庫と富士見文庫、そしてドラゴンマガジンコンプティーク。どれも中学1年から中学3年までは断続的に読んでいた。その頃のテレビゲームはスーパーファミコンが全盛だった。小学高学年ではゲームブックが流行ったり、カードダスが流行ったりして、TRPGに移行するのに抵抗はなかった。
 ソードワールドRPGルールでは少し面倒だったので、確かダブルムーン伝説のルールを適用していた。ゲームマスターGM)は最初のうちはローテーションだったが、その内にシナリオ作りに慣れた友達がやるようになった。あの頃6面ダイス以上のダイスを使うのは新鮮で、しかも様々な素材のダイスを振ることが妙に嬉しかった。今ではMagicや遊戯王などのカードゲームが流行り、TRPG風のゲームが一般化しているが、TRPGはどの世代がプレイしてもある程度楽しめるだろう。
 テレビゲームとは違い、1人RPGではない。もちろんネットワークRPGも今では一般的に成ってきているが空間的には1人という状況は変わらない。人と人が向き合い、サイコロを振り、他人の手の内を読む。またシナリオはまさに千変万化でGMの意思でいくらでも変化する。その変化はもちろんプレイヤーがGMに影響を与えるということが前提にあり、これはコミュニケーションRPGとしての醍醐味だろう。こればかりはいくらソフトやハードが進化しても追いつくことはできない。プレイヤーの想像力に合わせてシナリオが変化する。そんなテレビゲームがあったら是非プレイしてみたい。
 高校受験が始まるとプレイすることは無くなり、あれ以来ダイスやキャラクターシートを見ていない。ロードスやクリスタニアガープスルナルなどのコンパニオンは購入したものの、何処に仕舞ったか覚えていない。ハマったというほどではなかったけれどそれなりに面白かったし、何よりも多人数で重なった趣味のフィールド上でワイワイできるのは中学で経験した遊びの中ではこの上ないストレス解消法だった。機会があればプレイしても良いなとは思うけれど、良い思い出で仕舞っておく類いのものなのかもしれない。