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最近は写真日記。

伊豆に温泉旅行で子供:下田・松崎・雲見

 週初めから旅行へ。今回はスポンサーがいるため、いつもの貧乏旅行とは違う。いつもは自動車で行くところを、電車で。車で寝るところを、しっかりとした旅館で。しかも露天風呂付き。食事は海の幸だらけ。当分魚は良いかもしれない、というほど食べた。今回泊まった旅館は雲見園。日本秘湯を守る会にも加入されているので、秘湯を求めている人にはもってこいだろう。
 旅館の料理は本当に美味しかったし、露天風呂、サービスも文句無かった。特に女将さんはしっかりと話しを聞いてくれる人で、忙しい中でも色々な情報を提供してくれた。雲見という場所は初めて訪れたが、東京から2時間程でこんなに素晴らしい場所があるなんて知らなかった。海は美しく、町並みは昔ながらの漁村。浜から見える富士は素晴らしく、僕は日の出を見に行ってしまった。ちなみに雲見園から浜までは1分。
 松崎に着いてから思い出したのは、世界の中心で、愛をさけぶ:ドラマのロケ地だということ。松崎から雲見へ向かうバスから、松崎の町並みを見た時に気づいたのだ。もちろんロケ隊には遭遇せず。いくら何でも松崎の中心地では撮影をしていないのだろう。この松崎の浜近くにはプリンスホテルがあって、親子連れの観光客が多かった。
 下田では開港150年ということで、街のあちこちでイベントが催されていた。時間に限りがあったので、開国記念館*1ぐらいしかゆっくりと見る事ができなかった。見る事ができたのは、ヤンキー崩れのカップル多数とヤン車。一瞬開国に湧くヤンキーなのか?と思ったが、伊豆は全体的にそういうカップルが多かった。
 その他にも、石廊崎、堂ケ島修善寺、最後は三島を見学。修善寺は本堂を修復中だったが、3年ほど前にも訪れているので特に問題はなかった。移動はほとんどバス。時々タクシー。久しぶりのゆっくりとした旅行だった。
 この旅行で気になったことが一つ。伊東に向かう電車の中で団体の子供たちに遭遇。どうやら東京から来た子供たちらしい。引率する保護者は3名ほどで、どうも統制がとれていない。東京では良くあることだろう。電車に乗っている子供が騒いでも、その親は知らんぷり。「ほらほら、お兄さんに怒られるから静かにしなきゃ」とか何とか言って怒りもしない。
 しかし伊豆の子達は違った。地方の子達は明らかに都心の子供たちと違うだろう。地方の子供たちは小学校に通うにしてもバスや電車に乗り、山を登ったりして社会性を育てていく。例えばバスに乗れば車掌さんに「こんにちは」「ありがとうございました」をはっきりと言い、車内でも騒ぐことなく本を読んだりしている。電車に乗っても同様で、定期の管理や車内でのマナーも大人以上に知っている。
 都内では親が車で送ったり、歩いていける距離だったりでそういったことを学ぶ場面が比較的少ない。高校にしても公立校に通ったりすると自転車でも通える距離だったりするので、結局高校卒業するまでしっかりと電車にも乗れない子供たちが出てくる。都内で良く目にする酔っ払いのサラリーマンなんて見ていると、仕事に就いてまで電車に乗れない人が多いなと感じる。これからの日本を育てて行くのはやはり地方なのかもしれない。

豆州下田郷土資料館
http://www.izu.co.jp/~p-boo/zushu.html
雲見園
http://www.izu.co.jp/~kumomien/

*1:豆州下田郷土資料館