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最近は写真日記。

柔道:金メダル2つ:アテネ五輪

 どちらも準決勝から見始めたが、谷亮子にしても野村忠宏にしてもそこまでは問題なく勝ち上がったようだ。準決勝では谷亮子は合わせ技で勝ったが、目つきの鋭さに驚いた。決勝で勝った野村忠宏に至っては、インタビューにも答えず、鬼気迫るものがあった。決勝まで全て短時間で一本勝ちというのも素晴らしい集中力だ。どれだけのプレッシャーがあったのか。二人とも連覇、野村忠宏は3大会連続制覇である。
 日本ではオリンピックで柔道で優勝しても、報償金がもらえない。金銭のために柔道をしないという思想があるらしい。他の競技にしても他国の金額に較べるとかなり低いという。その上正式に国からの報償金はもらえないとか。
 シドニー五輪以降、日本もスポーツに力を入れ始めたが、それが根付くにはまだまだ時間が必要だろう。身体能力で世界に敵わなければ、集団スポーツであればチームワークで、そして個人であれば技術で補っていかなければならない。しかし日本には義務教育時期にスポーツ専門の公立校が存在しない。これから先、日本がスポーツ先進国になるためにはそういった国のバックアップが不可欠になるだろう。また進学塾もスポーツクラブに通うことも、どちらが社会的に優れているという優劣をつけるような教育者の思考も改めるべきだ。