apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

南原孝史か上田次郎か、犀川創平とか

 日本で初回放送を見た不機嫌なジーン。月9と言われる割にはテンポが良く、TBSの金曜ドラマに近い感じの作りだった。動物生態学どころか、生物学も義務教育程度にしか学んでいないので、専門の人から見ればどうか知らないが、素人として楽しめる小ネタが多い。
 頭の切れる男性教授と、何処か抜けている女子学生のコンビ。これは僕の中ではまず犀川&西之園ペアが一番しっくりくる。その流れで、上田&山田ペア。そして今回の南原&仁子ペア。ジーンは月9という枠だけに、話しも大きくなりそうだが、あの調子で話し進むのであれば、トリック組に近いだろう。
 こういう場合の教授のほとんどが理系である。天才的であるが、男としては色々な意味でだらしなくて、相手役に引っ張られる。文系の教授でそういうキャラを探してもまるで思いつかない。柳沢教授は経済学で、曖昧な上にペアを組んでない。テレビで目にする文系教授は、セクハラ親父だったり、退屈だったり、人殺したりで、どちらかというと火曜ドラマサスペンス系のコテコテのドラマに好まれる気がする。多分「つかえない」というイメージが大きいのかもしれない。
 理系の教授は、文系の教授に比べてユーモアに溢れた人が多いのだろうか。例えば医学系に関しては、白い巨塔ブラックジャックによろしくなどで、現実的な問題を描いている。医学部は特に政治がものをいう世界なのかも知れない。動物のお医者さんに出てくる様な教授がいたら、それはそれで面白いが。
 僕が見てきた文系の教授は、堅物もいれば変人もいた。この幅は多分実際の理系の教授と大差は無いだろう。教官向きの人もいれば、研究者向きの人もいる。それはイタリアに来ても変わらない。
 だとすればこうまで理系教授が起用される原因は何だろうか。やはり文系教授には「つかえない」というイメージが根付いているためだろうか。もしくは地味とか。研究方法の差違かとも思ったが、どうとも言えない。やはり文系に天才を探すのは難しいというオチなのか。