apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

apoPTOSIS:mod.B1周年

 はてなダイアリーを始めたのは、去年の2004年2月23日。それまでHPなどをネット上に持ったことが無かったので、ちょっとしたオンラインデビューでもあった。当初の目的としては、「ストレス解消」「新しいコミュニティ」「公開を前提にした自分の文章を、後々読み返した時に何を見出せるか」「ペルージャ留学」についてだったが、最近では、なぁなぁになりつつもある。
 文章は回りくどいことや、面倒臭いことはせず、簡潔にしようと思っていたし、文体にしても、誰か宛に書くものではなく、自分が読み返し易いものにした。絵文字や顔文字は、個人的なメールにしても僕はあまり使うことがないので、(笑)という表現も使おうかどうか迷った。それ以外、使い方がわからない。というよりも、多分文章に視覚的な表現を望んでいない。
 カテゴリーに関しても、始めはバランスを考えて振り分けていたが、結局[雑記]ばかりになってしまった。[イタリア]カテゴリーは、最初の半年はネタがあったものの、ペルージャという小さい街に居るために、ほんとんどのネタは書き尽くしてしまった気がする。ペルージャ外国人大学や、ペルージャ大学の基本的なシステムは書いてあるはずだ。またペルージャでの生活に関しても1年を通して、経験することは一通り書いたと思う。
 1番の収穫は、やはりオンライン上で得た繋がりだろう。id:KEN_NAITOさんとは実際に会うことができた。チャットやメル友にハマったことがないので、ネットで会った人間に、後からリアルで会うという経験がそれまで無かったが、そういう機会に恵まれたのも、はてなダイアリーを始めたからである。
 去年の文章を読み返していて気づいたことだが、当時は文章を書いていても、語彙の選択肢が今以上にあった。また日本に滞在している間もやはり、語彙や表現に幅があるものの、イタリアに来ると、同じ表現、同じ言葉の繰り返しになっている。他国語を学ぶと、一時的にも自国語の能力が下がるらしいが、僕の場合はイタリアに居ると圧倒的に日本語のインプット量が減るので、その影響だろう。またイタリア語を使っていても、自分の使いやすい言葉ばかり多用したりするので、簡単な言葉で文章を組み立てる癖がつき過ぎているのかもしれない。
 実際の所、1年も続くとは思ってもいなかったので、この調子で更新していけたらと思う。去年の10月後半まで、イタリアに滞在している時は、毎日iBookを持ってインターネットカフェに行って更新していたことを思い出す。前日に文章を書き、次の日ネットカフェでアップするというサイクルを、何ヶ月も続けたことを思い出す。あの時は、継続することが目的だった気もするし、文章を上げることに依って、apoPTOSIS:mod.Bが成長していくことに喜びを感じていた。そういった思いは、今でも変化していない。多分人生と同じ様に、続いていく内は、続いていくものだと感じている。