はてな年齢12歳。
ほぼ日より、毎日。
当時は毎日更新を心がけて、2009年位までは頑張って書いている。それ以降は、仕事が本格化したり、FacebookやTwitterなど、いわゆるマイクロブログ系でのフィードが増えてしまった。それでも相変わらずはてなでブログを書いているし、何だったらビジネスにおいても深く関わる様になっている。
はてなを始めた当初、ブログって何だ?という時代だった。人力検索はてなを始め、はてなアンテナやはてなチャンネル(はてなRSS)やはてなリングや、今ではブログガジェットとしては当たり前に備わっている機能がローンチされては終了していった。言わずもがなだけれども、はてなブックマークは当時は衝撃だった。だって、自分のブックマークが他人と共有されて、おまけに他人がどの様にそのサイトを見ているかコメントをつけられるなんて、正にインターネットのためのサービスだと思った。ある意味、googleのSEO的な思想だと思う。誰もがブックマークしている=言及・引用・参照しているサイト、を見える化できるのだから。何だったらはてブ先のサイトを自動クロールさせて、機会学習させて、趣味・志向性でセグメントできる位に。
言いたいことしかない。
何が言いたいのかというと、はてなやっていて本当に良かった。人を楽しませる文章は相変わらず書けないけれども、書く、という行為に慣れることができた。はてなに属する人々のインターネットに対する思いをリアルタイムで感じる事ができた。ある時は賞賛されて、ある時は避難されて。一時期ブログサービスが一般化しはてな離れが加速したけれども、はてなブログをリリースした事で、またはてなへの回帰が見られる。何よりも様々な繋がりを得る事ができた。
何を返せるか。
未だにはてなを通して繋がっている人たち。そしてずっとはてなを書いていたからこそ、結果的に株式会社はてなとビジネス的にも深く関わる事になった事。はてなと一緒に企画し、はてなと一緒にイベントし、はてなのプラットフォームを使い、そしてこれからのはてなを支えていくエンジニアの採用を支援したり。そう考えてみると、はてなを通して得たものが、今の僕を支えている。
今日、はてなの時価総額は71億円を超えた。はてなと一緒に成長しているつもりの僕も、IPO的な転回をしなければならない。まだまだ本来的な意味では道筋が険しいけれども、はてなが乗り越えた道を、僕も乗り越えられる様に。変な会社がIPOできたのだから。
はてなの皆さま、おめでとうございます。