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最近は写真日記。

アキバ系8つの法則:Dの嵐

 もちろん本放送を見たわけではないので、資料は2次的なものだが、色々な所で取り上げられているので、資料は豊富。
 それにしても、

アキバ系の法則1:バッグといえばリュックサック
アキバ系の法則2:好きなモノにはいくらでもお金をつぎ込む
アキバ系の法則3:歩きながらパソコンが打てるようにリュックサックを背負う
アキバ系の法則4:エロ本が複数入っている。
アキバ系の法則5:メイドさんには萌える。
アキバ系の法則6:実在してそうな女の子が好き
アキバ系の法則7:自分のことをオタクと思っている
アキバ系の法則8:自分たちはダメ人間

 これはいったい、どんな法則だ?以前Dの嵐について、人のブログでコメントしたことがあったが、メディアを鵜呑みにする人間が多々いて戸惑う。特にジャニーズが出てくる番組の演出はやり過ぎのものが多いが、それがジャニーズ好きには堪らないのだろう。僕の友人に双子の兄弟がいるが、その弟はジャニーズJr.だった。その友人も良く業界関係の仕事をしていたが、ジャニーズの内情を色々と聞いたことがある。それ以外にも僕の教え子の学校に、学校へ行こう!の取材が来た時の話しも酷いものだった。
 アキバ系の法則に当てはまる人を本当に秋葉原で探そうと思ったら大変だ。確かに秋葉は真性おたくの街ではなく、萌える街に変化しているかもしれないが、アキバ系の人間が全てメイドさんに萌える訳は無いだろう。日本では最近、特集するネタが無いのか秋葉を取り上げることが多いそうだが、ここまで「アキバ」と「オタク」を日常から隔離したいのは何故だろう。
 僕にとっては、アニメキャラで萌える人間も、ジャニーズで萌える人間も一緒である。それが2次元だろうが3次元だろうが、モニターを通している以上は、意図的な情報に萌えていることには変わりはない。僕はアニメキャラに萌えることは無いし、ましてやアイドルの追っかけをすることもない。秋葉で売っている様なフィギュアを買ったことも無いし、アイドル番組を録画する様なことも、カレンダーを買うようなこともない。それでも僕は自分を「おたく」だと思っている。
 僕の周りにもジャニーズ好きが沢山居る。Face to Faceで話しをしたことも無い人間を「格好良い」とか「好き」とか言ってしまうのはオタクの反応と何ら変わりはない。ちなみに2046を見たイタリア人に、「あれ見たの?日本人出てたでしょう?あれが日本では一番ジーンズが似合う日本人って言われてるんだよ(笑)」と言ったところ、「え!?あんなに演技が下手くそでも?顔も普通なのに?あれは別にあの日本人じゃなくても良かったよね?」という反応である。ちなみにそのイタリア人は別にアニメオタクでも何でも無いが、どちらかと言うと映画好きである。
 アニメにしてもジャニーズにしても、モーニング娘。にしても、既に日本は物語を喪失している。キャラがあればそれに萌え、物語は自分たちで作り上げる。人間性を見るということを知らない。報道番組で流された映像さえもキャラ化して、勝手に物語を構築する。それが受動的に生きることに慣れてしまった日本人の個性なのかもしれないが、いつになったら内と外の視点を持つことができるのか。細分化と全体化の話しに戻ってしまうのだろうけれど、自分がモニターを通して見ているキャラに何故疑いもなく、「この人は、こういう人で、こういう所が格好良くて、こういうところが好き」と言えるのだろう。知り合いなのか、友人なのか、妄想なのか、自己暗示なのか。そういう意味では宗教に近いか。
 僕にとっての秋葉のイメージは、「携帯の値段が高い」「男性のロンゲ率が高い」「どの店の店員もあまり好感接客ではない」「じゃんがらは、いつも行列」「絵画の押し売り嬢がウザイ」などである。秋葉駅前に多い「絵に興味ありませんか?」という女性群。ある時「どうですか?」と言われ「要りません」と言ったところ、その女子が大学の同期だった。「で、あれだ、秋葉だったら少しは自分の価値も上がる気がして、そんな笑顔な訳だ?」とつっこんだところ、「うわ!そんなことないって。うん、でも確かに優越感はあるかも(笑)」なんてことを言っていた。やっぱり秋葉はそんな所なのか。

Dの嵐秋葉原特集
http://d.hatena.ne.jp/maid_cafe/20041117#c
Dの嵐」による「アキバ系8つの法則」の全部に当てはまる人はそんなにいないはず::[アキバBlog]
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/9474004.html